FABTECHの最新発表から購買担当者が確認したいこと
PPGは10月19日の発表で、10月21日から23日までラスベガスで開催されたFABTECH 2026に向けた工業用塗装技術を紹介しました。粉体塗料製品にはENVIROCRON Extreme Protection Edge Plusが含まれます。PPGによると、塗装が難しい鋭い端部の防食性を高め、同社の第1世代の高エッジカバー処方よりも滑らかな仕上がりを実現する製品です。
PPGの公式製品情報では、角部、くぼみ、複雑な金属部品も対象用途に挙げられています。購買担当者が確認すべき問いは次のとおりです。提案された粉体塗料は、実際の部品形状に対応できるでしょうか?きれいな平板は出発点となりますが、承認計画では完成部品の端部や見えにくい箇所も確認する必要があります。
塗装が難しい形状を代表する試験部品を選ぶ
まず部品の図面を確認し、切断エッジ、曲げ部、溶接部、溝、穴、そして凹んだ面などを特定します。組立後に露出したままの表面と、ガスケットやボルト、あるいは別の被塗装部品と接触する部分を記録してください。試作依頼書には、生産時の基材および実際の前処理工程も明記しましょう。
溝付き配管継手では、外面に加えて溝やガスケットとの接触部の確認が必要になる場合があります。バルブや配管の塗装案件では、外面の保護と内面の使用条件を区別してください。外面用に選定した粉体塗料を、接液する内面にもそのまま承認すべきではありません。
膜厚を確認する位置と方法を事前に決める
広い平面の膜厚を1か所測定するだけでは、重要な確認事項が残ります。塗装前に、測定しやすい面、端部付近、代表的なくぼみなどの測定位置を示してください。塗装業者と適切な検査方法を決めます。曲面や狭い端部では、平板試験片とは異なる方法が必要になる場合があります。
これらの結果を外観および寸法の適合性とともに総合的に評価してください。すべての薄い箇所に対して、部品全体の粉体供給量を単に増やすだけでは対応できません。代わりに、制御された試験を通じて、配合、前処理、吊り下げ方向、塗装条件などを比較検討してください。オーブンの表示にのみ頼るのではなく、選定した粉体の技術データに基づき、実際の部品温度による硬化プロファイルを記録しましょう。
実際の使用条件に合わせて受入試験を決める
試験を選ぶ前に、使用環境を明確にしてください。部品は屋内、屋外、覆いのある場所のどこで使われるのか、定期的に濡れるのか、特定の洗浄剤にさらされるのかを確認します。基材と前処理を明示したうえで、試験方法、期間、試験片の準備方法、合格基準を取り決めてください。評価対象が平面、端部、スクライブ(傷入れ)、溶接部、組立後の接合部のどれなのかも明確にします。
屋外の金属部品では、DAMEIの屋外用純ポリエステル粉体塗料が検討対象の一つになります。ただし、具体的なグレードと塗装システムは案件に適合させる必要があります。試験部品の端部に前処理や丸め加工を施した場合は、その内容を記録してください。後から未処理の量産品の端部と、同じ条件の試料として比較しないためです。
代表的な実部品を使うサンプル依頼を準備する
明確な要件を提示することで、有意義な試作提案がより容易になります。お問い合わせの際は、以下の簡易チェックリストをご送付ください:
- 最も難しいエッジや凹部を示す図面または鮮明な写真。
- 基材、前処理工程、および塗装またはマスキングが必要な表面。
- 設置環境、接触する液体や洗浄剤、ならびに求められる試験基準。
- 目標とする色調、光沢、質感、膜厚範囲、および重要な組立公差。
- 利用可能な硬化プロファイル、想定される生産数量、ならびにサンプル承認のスケジュール。
DAMEIは、候補となる粉体塗料やサンプル手配を検討する際に、これらの情報をお客様と確認できます。承認済みの塗装板、代表的な部品、取り決めた検査記録をまとめて保管し、量産の確認でも同じ資料を参照してください。
部品の詳細と塗装要件を添えて、DAMEIにお問い合わせください。代表的なサンプルと明確な承認計画を軸に打ち合わせを進め、納入する部品に即した仕様の検討をお手伝いします。





