FABTECH 2026から考える生産の柔軟性
FABTECH 2026は10月21~23日にラスベガスで開催されました。Nordsonの公式イベントプログラムには、バッチ式と自動化された塗装システムを比較する10月22日のセッションが掲載されていました。金属製品の購入者にとって参考になるのは、色の画像だけで粉体を選ぶのではなく、生産の柔軟性まで考えることです。
キャビネット、家具、加工部品を複数の仕上げで製造する場合、少量の注文や頻繁な色替えに対応する必要があります。そのため、サンプル評価の条件も変わります。最終的な外観に加え、予定する生産数量、清掃の順序、合否基準を含めて粉体を評価することが大切です。展示会のプログラムを、次のサプライヤーとの具体的な相談に生かせます。
粉体を選ぶ前に生産する品種と数量を伝える
同じラインで扱う色や仕上げの数、切り替える順序、1回あたりの標準的な生産数量をサプライヤーに伝えてください。手動・自動・併用のいずれで塗装するかを説明し、工件の寸法や吊り方も共有します。1色を連続して塗装したサンプル試験だけでは、複数の品種を組み合わせた生産計画のすべてを評価できません。
屋内の金属製品では、DAMEIの屋内用エポキシポリエステル粉体塗料が検討する製品カテゴリーの一つです。屋外の部品では、屋外用純ポリエステル系塗料が候補になる場合があります。まず使用環境に応じて塗料の樹脂系を選び、その仕上げを既存のラインでどのように施工できるかを相談してください。
色替え後の初品を承認する条件を決める
色替え計画には、清掃する箇所、交換または隔離するもの、最初に検査する工件を明記します。設備担当者とは、粉体供給経路、塗装機器、ブース、回収システムまで含めて確認してください。作業は、該当する設備の説明書と現場の手順に従って行います。
代表的な工件を使い、新しい色を承認できる状態を合意します。目に見える面に異物の斑点、前の色の残留、模様の不均一、汚染がないかを確認してください。簡単な色の組み合わせだけで判断せず、実際の注文から難しい切り替え順序を選びます。合意した外観に達するまでに必要だった試験工件の数を記録し、1回の結果をすべての色替えに共通する所要時間の約束にしないことが大切です。
回収粉と特殊仕上げを試験計画に含める
選定する製品に回収粉を使うか、どのように管理するかを明確にします。新粉と回収粉の識別・取り扱い方法も合意してください。新粉だけで合格したサンプルを、説明のないまま別の量産混合条件の承認に置き換えてはいけません。
メタリック・意匠効果粉体塗料では、この確認が特に重要です。同じ観察条件で、承認済みの基準板と代表的な工件を比較します。予定する塗装方法や回収粉の使用方法によって、色、きらめき、光沢、模様が変わるかを確認してください。承認した材料、設備設定、取り扱い方法の組み合わせを記録すると、次回の生産でも参照できます。
生産順序を含めた要件をDAMEIに送る
DAMEIの色・仕上げカタログを使って相談を始め、色番号だけでは分からない次の情報を加えてください。
- 工件、基材、屋内または屋外の使用環境。
- 色替えの順序、仕上げの種類、1回あたりのおおよその数量。
- 手動または自動の塗装方法、回収粉の使用方法、対応可能な硬化条件。
- 外観の基準、汚染の許容限度、初品の合否確認項目。
- サンプル数量、生産時期、確認が必要な書類。
これらの情報を添えてDAMEIにお問い合わせください。候補となる粉体とサンプルの手配を相談できます。試験では、承認する仕上げと、各注文でそれを再現するための実際の作業順序の両方を明確にします。次の生産ロットを確認する際には、基準板と色替え記録を一緒に参照してください。





