ALUMINIUM 2026は、アルミニウム加工と表面技術に再び注目を集めました。主催者のRXは、2026年10月15日公開の公式閉幕報告で、10月6~8日にデュッセルドルフで開かれた展示会に800社を超える出展者・パートナーと21,115人の業界来場者が集まったと発表しました。表面処理も展示対象の技術に含まれています。
一方、ヘンケル(Henkel)が2026年9月17日に発表した案内は、アルミニウム前処理用の水洗不要な密着促進剤APNR 2.0のプレビューや、アルミコイル向けのクロムフリー前処理を紹介していました。これは展示会前の予告であり、閉幕後の商業的な成果を示すものではありません。
前処理のニュースから粉体塗料の購入者が考えること
屋外用の塗装金属を購入する際に重要なのは、素地と仕上げ塗膜の接点です。屋外用粉体塗料を選んでも、洗浄、前処理、膜厚、硬化を組み合わせて適格性を確認する必要があります。
Henkelのコイル向けの事例は、その適用範囲に沿って読む必要もあります。アルミコイル向けの処理を、そのまま押出形材の塗装ラインや加工済み鋼製部品に指定することはできません。検証項目は実際の素地と生産工程で決まります。
まず金属と使用環境を定める
DAMEIの屋外用純ポリエステル粉体塗料は、建築金属部材やアルミ形材などの屋外金属用途向けに開発されています。購入者はDAMEIの製品一覧を確認したうえで、案件の要件に合わせて耐候グレードと仕上げを選定できます。
有効な仕様には、合金または金属の種類、前処理方法、設置場所、日射、湿気、塩分への暴露、色、光沢を記載します。同じ色番号でも、海沿いの窓と、内陸の雨を避けられる場所にある形材では、評価条件が異なる場合があります。
TDSを生産条件での試験につなげる
アルミ形材用粉体塗料のTDS資料は、産業、建築、家具向け形材に使う純ポリエステル粉体塗料の検討の出発点です。選定した配合と購入者のライン条件に対応させて使用します。
試作では、使用した前処理、乾燥膜厚、密着性、端部や凹部の被覆状態を記録します。平面の色板は外観承認に役立ちますが、代表的な形材を使えば、塗りにくい部分まで安定して被覆できるかが分かります。
硬化は、実測した被塗物の金属温度と、指定の硬化条件内に保持された時間で確認します。炉内の空気温度だけでは、厚い部品や複雑な形状の部品が必要な硬化を得たとは判断できません。
塗装システム全体の裏付けを求める
結果を比較する前に、試験方法と合否基準を合意しておきます。DAMEIの粉体塗装の品質管理試験ページは、案件ごとに相談すべき確認項目を整理する際に役立ちます。
耐候性と耐食性のデータには、配合、色、素地、前処理、膜厚、硬化条件を明記する必要があります。塩水噴霧試験の時間数を、そのまま保証付きの屋外使用年数に換算することはできません。
DAMEIの品質・規格の記事集は、試作記録、ロット文書、生産の一貫性に関する質問の整理に役立ちます。供給者のマネジメントシステム認証を、個別製品の建築用途に関する認証として扱うことはできません。
合否判定を軸にサンプルを依頼する
注文前に、案件の要件をDAMEIへお知らせください。素地、使用環境、色見本、仕上げ、必要な試験、利用可能な前処理、生産条件が必要です。代表的な試作品と承認に必要な裏付けを合意することで、屋外塗装の選定を当初の要件から試験結果まで追跡できます。
表紙イラスト:屋外金属塗装のコンセプト図であり、ALUMINIUM 2026の会場写真ではありません。





